社交不安障害とは
例えば結婚式でスピーチをする時や朝礼の場で話をする時など、大勢の人前に立った際の緊張・あがりは誰にも経験があるでしょう。
通常であれば、それはごく自然な感覚なのですが、このような状況を恐れるあまり、その状況を避けようとして会社や学校に行けないなど、日常生活に支障をきたすようになると、それは社交不安障害(社会不安障害)という心の疾患であり、治療の対象になります。
社交不安障害の症状
人前で
- 異常に緊張する
- 手足、全身、声の震えが出る
- 顔が赤くほてる
- 脈が速くなり、息苦しくなる
- いつもよりたくさんの汗をかく
- 繰り返し吐き気がする
- 口がカラカラに渇く
- めまいがする
- トイレが近くなる、または尿が出なくなる
など
社交不安障害の原因
社交不安障害の原因は、まだはっきりとはわかっていません。
病前性格や遺伝的要因との関連も指摘されています。
人前での失敗体験なども発症を促進する要因と考えられます。
不安や恐怖に関連する扁桃体の興奮が症状を引き起こしていると考えられています。